精神病性うつ病の寛解期、オランザピン継続は再発を抑制するが体重増加に注意
【背景】
精神病性うつ病は重篤で致死的な疾患ですが、寛解期に抗精神病薬を継続する有効性と忍容性については不明な点が多いのが現状でした。本研究は、抗うつ薬と抗精神病薬の併用療法で寛解した患者における抗精神病薬継続の臨床効果を明らかにすることを目的としました。
【結果】
寛解した精神病性うつ病患者126名を対象とした36週間のRCTで、オランザピン継続群(n=64)とプラセボ群(n=62)を比較しました。再発率はオランザピン群20.3%に対しプラセボ群54.8%と有意に低く(ハザード比0.25; 95%CI 0.13-0.48; P<.001)、オランザピン継続が再発リスクを低下させました。しかし、体重、腹囲、総コレステロール値はオランザピン群で有意な増加が見られました。
【臨床へのインパクト】
精神病性うつ病の寛解期において、セルトラリンに加えてオランザピンを継続することで、36週間の再発リスクを大幅に低減できることが示されました。この結果は、寛解後の維持療法における抗精神病薬継続の有用性を示唆しますが、オランザピンによる体重増加などの代謝性副作用を考慮し、個々の患者の再発リスクと副作用のバランスを慎重に評価した上で治療方針を決定する必要があるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

