症状ある冠動脈疾患患者の誘発性心筋虚血除外に高感度トロポニンは有用か
【背景】
安定冠動脈疾患で症状のある患者のモニタリングに最適な非侵襲的検査法は不明である。本研究は、低濃度の高感度心筋トロポニンI(hs-cTnI)を用いて誘発性心筋虚血を除外する新しいアプローチの有用性を検証した。
【結果】
誘発性心筋虚血は全体の46%(865/1896例)に認められた。hs-cTnI 2.5 ng/L未満のカットオフ値では、誘発性心筋虚血除外の陰性予測値は70%(95%CI: 64-75%)、感度は90%(95%CI: 88-92%)だった。事前に設定した目標性能(陰性予測値90%以上かつ感度90%以上)を達成するhs-cTnIのカットオフ値はなかった。
【臨床へのインパクト】
症状のある冠動脈疾患患者において、hs-cTnI 2.5 ng/L未満のような非常に低い高感度トロポニン濃度では、誘発性心筋虚血を安全に除外することは一般的にできないことが示唆された。この結果は、症状のある患者の心筋虚血除外診断において、低濃度の高感度トロポニン単独での使用は推奨されない可能性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

