腹部大手術のハイリスク患者、HESと生理食塩水で術後死亡・合併症に差なし
【背景】
術後腎障害リスクのある大手術患者において、HES製剤による輸液補充が有効かつ安全であるかは不明でした。本研究では、HESと生理食塩水が生体内の循環血液量維持に与える影響を比較しました。
【結果】
HES群と生理食塩水群で、術後14日以内の死亡または主要合併症の複合アウトカムに有意差はありませんでした(HES群36% vs 生理食塩水群32%、差3.3% [95%CI, -3.3% to 10.0%]、P=0.33)。術後28日死亡率もHES群4.1% vs 生理食塩水群2.3%で有意差なし。
【臨床へのインパクト】
術後腎障害リスクのある腹部大手術患者において、HES製剤は生理食塩水と比較して、術後14日以内の死亡や主要合併症を減らす効果は認められませんでした。この結果は、これらの患者に対するHES製剤の積極的な使用を支持するものではなく、生理食塩水が同等のアウトカムをもたらす可能性を示唆します。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

