POLSTはICU入室を減らすか?終末期患者のPOLSTとICU入室の関連性
【背景】
慢性疾患患者は、治療制限を文書化するためにPOLST(医師による生命維持治療指示書)を頻繁に利用します。しかし、終末期にPOLSTがICU入室にどの程度影響するかは不明でした。本研究は、終末期入院患者におけるPOLSTの治療介入指示とICU入室の関連性を評価しました。
【結果】
終末期の慢性疾患患者1818人を対象とした後ろ向きコホート研究です。POLSTで「全治療」を選択した患者と比較して、「緩和ケアのみ」の患者はICU入室が有意に少なく(31% vs 62%, aRR 0.53, 95%CI 0.45-0.62)、「追加的介入限定」の患者も有意に少ない(46% vs 62%, aRR 0.79, 95%CI 0.71-0.87)ことが示されました。
【臨床へのインパクト】
治療制限を指示するPOLSTは、終末期患者のICU入室率を低下させる可能性が示唆されました。しかし、治療制限POLSTを持つ患者の38%がPOLSTに反する集中治療を受けており、POLSTの順守を阻害する要因(外傷性損傷など)の特定と、より効果的な意思決定支援の必要性が示唆されます。日本の事前指示書運用にも示唆を与えるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

