中等症から重症ARDS患者へのIFN-β-1a静注は死亡・人工呼吸器離脱日数に差なし
【背景】
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は死亡率が高く、血管透過性亢進が病態に関与するとされる。インターフェロンβ-1a(IFN-β-1a)がこの血管漏出を抑制する可能性があり、その有効性と安全性を評価するため本研究が実施された。
【結果】
中等症から重症ARDS患者301人を対象とした多施設二重盲検RCTの結果、28日時点の死亡と人工呼吸器非装着日数を組み合わせた主要評価項目の中央値は、IFN-β-1a群10日(IQR -1~20)、プラセボ群8.5日(IQR 0~20)で有意差はなかった(P=0.82)。28日死亡率もIFN-β-1a群26.4%に対しプラセボ群23.0%で有意差なし(差3.4%, 95%CI -8.1%~14.8%, P=0.53)。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、中等症から重症ARDSの成人患者に対し、6日間のIFN-β-1a静脈内投与が死亡率や人工呼吸器非装着日数を含む複合評価項目においてプラセボと比較して有意な改善をもたらさないことを示唆している。したがって、ARDSの治療においてIFN-β-1aを使用することは現時点では推奨されない。日本の臨床現場においてもARDS治療におけるIFN-β-1aの導入は支持されないだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

