急性虚血性脳卒中に対する血管内血栓除去術後の神経保護薬Nerinetideは有効か、多施設RCT
【背景】
急性虚血性脳卒中では、血管内血栓除去術による再灌流後の虚血再灌流障害が問題となる。NerinetideはPSD-95を阻害する神経保護薬で、前臨床モデルでは有効性が示されていた。本研究は、ヒトの急性虚血性脳卒中患者に対するNerinetideの有効性と安全性を評価した。
【結果】
Nerinetide群549例、プラセボ群556例が割り付けられた。90日後の良好な機能的転帰(mRS 0-2)は、Nerinetide群61.4%、プラセボ群59.2%で、調整リスク比1.04(95%CI 0.96-1.14、p=0.35)と有意差はなかった。副次評価項目も両群で同様であった。t-PA投与患者では治療効果の抑制が示唆された。重篤な有害事象の発生率に差はなかった。
【臨床へのインパクト】
急性虚血性脳卒中に対し血管内血栓除去術を受けた患者において、神経保護薬Nerinetideの追加投与は、良好な機能的転帰の改善に寄与しないことが示された。本結果は、t-PA併用例での効果抑制の可能性も示唆しており、現状ではNerinetideをルーチンで追加する根拠にはならない。今後の治療戦略において、虚血再灌流障害に対する神経保護薬の役割を再考する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

