ARDS患者の酸素療法、保守的戦略は死亡率増加の可能性、早期中止のLOCO2試験
【背景】
ARDS患者の酸素目標はPao2 55~80 mmHgが推奨されるが、この範囲の妥当性を検証した前向き研究は不足していた。低めのPao2目標がARDS患者のアウトカムを改善するとの仮説のもと、本研究が実施された。
【結果】
205例登録後、安全性懸念と有効性の差が小さい可能性から試験は早期中止。28日死亡率は保守的酸素群34.3% vs 自由酸素群26.5%(差7.8%、95%CI -4.8~20.6)。90日死亡率は保守的酸素群44.4% vs 自由酸素群30.4%(差14.0%、95%CI 0.7~27.2)で、保守的酸素群で高かった。保守的酸素群で腸管虚血イベントが5例発生した。
【臨床へのインパクト】
ARDS患者において、Pao2 55~70 mmHgを目標とした保守的酸素療法は、28日死亡率を改善せず、むしろ死亡率増加の可能性が示唆された。特に腸管虚血の増加は注意が必要である。現状の推奨範囲内で、過度な低酸素血症を避ける自由な酸素管理がより安全である可能性を示唆しており、臨床現場での酸素目標設定に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

