急性冠症候群後の2型糖尿病患者に対するアパベタロン併用、主要心血管イベント抑制せず
【背景】
ブロモドメイン・エクストラターミナルタンパク質(BET)阻害薬アパベタロンは、アテローム血栓症関連経路に良い影響をもたらす可能性が示唆され、第2相試験の統合解析では臨床転帰への良好な効果が示唆されていました。本研究は、主要心血管イベント(MACE)を抑制するか検証しました。
【結果】
急性冠症候群(ACS)発症後7~90日、2型糖尿病、低HDL-Cの患者2425名を対象に、アパベタロン群(1215名)とプラセボ群(1210名)に無作為に割り付けました。中央値26.5ヶ月の追跡期間で、主要複合アウトカム(心血管死、非致死性心筋梗塞、脳卒中)の発生率は、アパベタロン群10.3%、プラセボ群12.4%でした(ハザード比0.82、95%CI 0.65-1.04、p=0.11)。
【臨床へのインパクト】
急性冠症候群後の2型糖尿病患者に対し、標準治療にアパベタロンを追加しても主要心血管イベントの有意な減少は認められませんでした。本結果から、この患者群におけるアパベタロンの心血管イベント抑制目的での使用は推奨されません。肝酵素上昇による投与中止がアパベタロン群で多かった点も考慮し、今後の治療選択に影響を与える可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

