早期パーキンソン病に対するイストラジピンの臨床進行抑制効果、プラセボと差なし
【背景】
過去の研究で、ジヒドロピリジン系カルシウムチャネルブロッカーがパーキンソン病(PD)のリスク低下と関連する可能性が示唆されていました。本研究は、この薬剤クラスのイストラジピンがPDの臨床進行を遅らせるか評価するために実施されました。
【結果】
36ヶ月間の治療で、イストラジピン群とプラセボ群におけるUPDRSパートI~IIIスコアの変化は、それぞれ2.99点(95% CI, 0.95~5.03)と3.26点(95% CI, 1.25~5.26)でした。治療効果の差は-0.27点(95% CI, -3.02~2.48)であり、統計的に有意な差は認められませんでした(P = 0.85)。副次評価項目でもイストラジピンの効果は確認されませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、早期パーキンソン病患者に対するイストラジピンの神経保護効果や疾患進行抑制効果を否定するものです。したがって、現在の日本の臨床現場において、イストラジピンをパーキンソン病の進行抑制目的で処方する根拠は乏しいと判断されます。今後、この薬剤をパーキンソン病治療薬として検討する際には、より高用量での効果検証や異なる作用機序の薬剤の検討が必要となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

