小児期の体格と成人期疾患リスク:肥満の影響は生涯継続か、独立因子か
【背景】
小児期の体格が成人期の疾患リスクに影響を与えることは知られています。しかし、その影響が成人期の体格を介したものなのか、それとも小児期の体格自体が独立したリスク因子なのかは不明でした。本研究ではメンデルランダム化を用いてこの点を評価しました。
【結果】
遺伝的に予測される小児期の体格が大きいと、冠動脈疾患(OR 1.49、95%CI 1.33-1.68)と2型糖尿病(OR 2.32、95%CI 1.76-3.05)のリスクが増加しました。しかし、成人期の体格で調整すると、これらの疾患に対する小児期の体格の直接的な影響はほとんど見られませんでした。一方、乳がんでは小児期の体格が大きいほど保護的な直接効果(OR 0.59、95%CI 0.50-0.71)が認められました。
【臨床へのインパクト】
冠動脈疾患や2型糖尿病においては、小児期の肥満が成人期まで継続することがリスク増加の主要因である可能性が示唆されました。これは、小児期の肥満対策が成人期の疾患予防に繋がることを改めて強調します。一方、乳がんに関しては、小児期の体格が小さいことがリスク増加と関連する可能性があり、思春期のタイミングも関与するかもしれません。これらの知見は、疾患予防のためのライフステージに応じた介入の重要性を示唆します。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

