RAAS阻害薬はCOVID-19入院リスクを増加させず、基礎疾患ある患者でも中止不要
【背景】
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)阻害薬が重症COVID-19のリスクを高める可能性が懸念されていましたが、疫学的なエビデンスは不足していました。本研究は、COVID-19パンデミック初期のスペイン・マドリードにおけるRAAS阻害薬とCOVID-19による入院リスクの関連を評価しました。
【結果】
RAAS阻害薬使用者は、他の降圧薬使用者と比較して、COVID-19による入院リスク増加は認められませんでした(調整オッズ比 0.94, 95% CI 0.77-1.15)。ACE阻害薬(調整OR 0.80, 0.64-1.00)またはARB(調整OR 1.10, 0.88-1.37)でも同様でした。糖尿病患者ではRAAS阻害薬の使用により入院リスクが低下しました(調整OR 0.53, 95% CI 0.34-0.80)。
【臨床へのインパクト】
RAAS阻害薬はCOVID-19による入院リスクを増加させないため、重症COVID-19予防のためにこれらの薬剤を中止すべきではありません。特に糖尿病患者ではRAAS阻害薬がCOVID-19による入院リスクを低下させる可能性が示唆され、基礎疾患を持つ患者においてもRAAS阻害薬の継続が重要であるという臨床的判断を支持するものです。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

