RAAS阻害薬はCOVID-19入院リスクを増加させず、基礎疾患ある患者でも中止不要

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2020-05-30 | DOI:10.1016/S0140-6736(20)31030-8

📄 原題:Use of renin-angiotensin-aldosterone system inhibitors and risk of COVID-19 requiring admission to hospital: a case-population study.

🔗 PubMed:PMID: 32416785

【背景】

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)阻害薬が重症COVID-19のリスクを高める可能性が懸念されていましたが、疫学的なエビデンスは不足していました。本研究は、COVID-19パンデミック初期のスペイン・マドリードにおけるRAAS阻害薬とCOVID-19による入院リスクの関連を評価しました。

【結果】

RAAS阻害薬使用者は、他の降圧薬使用者と比較して、COVID-19による入院リスク増加は認められませんでした(調整オッズ比 0.94, 95% CI 0.77-1.15)。ACE阻害薬(調整OR 0.80, 0.64-1.00)またはARB(調整OR 1.10, 0.88-1.37)でも同様でした。糖尿病患者ではRAAS阻害薬の使用により入院リスクが低下しました(調整OR 0.53, 95% CI 0.34-0.80)。

【臨床へのインパクト】

RAAS阻害薬はCOVID-19による入院リスクを増加させないため、重症COVID-19予防のためにこれらの薬剤を中止すべきではありません。特に糖尿病患者ではRAAS阻害薬がCOVID-19による入院リスクを低下させる可能性が示唆され、基礎疾患を持つ患者においてもRAAS阻害薬の継続が重要であるという臨床的判断を支持するものです。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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