COVID-19致死例の病理解剖:予防的抗凝固療法下の肺動脈血栓症と多臓器病変
【背景】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はパンデミックとなり、高い死亡率を示している。本研究は、COVID-19による重症化・致死的な転帰の病理学的変化と臨床病理学的根拠を評価することを目的とした。
【結果】
11例のCOVID-19致死例の病理解剖の結果、全例で小・中サイズの肺動脈に様々な程度の血栓症を認めた。8例で肺梗塞、6例で気管支肺炎を合併していた。10例が予防的抗凝固療法を受けていたにも関わらず、生前には静脈血栓塞栓症は疑われていなかった。全例でびまん性肺胞傷害も認められた。
【臨床へのインパクト】
COVID-19致死例では、予防的抗凝固療法を受けていても肺動脈血栓症が死因となる可能性が示唆された。これは、COVID-19患者における血栓症予防の厳格化、血栓症を疑う際の検査(画像診断含む)の早期実施、および早期抗凝固療法導入の重要性を示唆する。今後の更なる研究により、血栓症の病態解明と最適な治療戦略の確立が期待される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

