米国COVID-19入院・死亡における人種差:黒人患者の入院が多いが死亡率は白人と同等
【背景】
COVID-19の転帰における年齢・性差は報告されてきたが、人種・民族差に関する情報は不足していた。本研究は、COVID-19患者の入院および院内死亡における人種差を明らかにすることを目的とした。
【結果】
COVID-19陽性患者3481人のうち、黒人非ヒスパニックが70.4%を占めた。入院患者の76.9%が黒人であり、多変量解析で黒人であることは入院リスク増加と関連した。死亡患者の70.6%が黒人だったが、入院時の社会人口学的・臨床的特性で調整後、黒人であることは院内死亡率の増加と独立して関連しなかった(ハザード比0.89、95%信頼区間0.68〜1.17)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、米国ルイジアナ州の統合医療システムにおいて、黒人患者がCOVID-19による入院・死亡の大部分を占めることを示した。しかし、入院時の併存疾患や社会経済的因子を調整すると、黒人であること自体は院内死亡率の増加と関連しない。この結果は、COVID-19の重症化リスク因子が人種間で異なるのではなく、社会経済的因子や併存疾患の保有状況が人種間で異なることが、転帰の差に影響している可能性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

