PTEN変異陰性PHTS関連症例におけるWWP1遺伝子変異とがん罹患リスクの関連性

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2020-05-28 | DOI:10.1056/NEJMoa1914919

📄 原題:WWP1 Gain-of-Function Inactivation of PTEN in Cancer Predisposition.

🔗 PubMed:PMID: 32459922

【背景】

PTEN過誤腫症候群(PHTS)患者はPTEN遺伝子の生殖細胞系列変異を有し、多様ながんリスクが高い。しかし、PHTS関連表現型を示す多くの患者はPTEN変異が陰性であり、その原因は不明であった。先行研究でWWP1がPTENを負に制御することが示唆されていた。

【結果】

PTEN野生型で国際カウデン症候群診断基準を満たす431名を対象とした。WWP1生殖細胞系列変異は、PTEN野生型で家族性大腸ポリポーシスと早期発症大腸がんの家族で初めて確認された。WWP1生殖細胞系列変異は、PTEN関連がんを含む散発性のがん患者で有意に濃縮されていた(オッズ比 1.5、95%CI 1.1〜2.1、P=0.01)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、PTEN生殖細胞系列変異陰性PHTS関連症例におけるがん感受性遺伝子としてWWP1の機能を確認した。今後、PTEN変異陰性患者に対するがんリスク評価や遺伝カウンセリングにおいて、WWP1遺伝子変異のスクリーニングが新たな選択肢となる可能性がある。WWP1-PTEN-PI3Kシグナル経路を標的とした治療法の開発にも繋がるかもしれない。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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