HER2陽性進行胃癌、トラスツズマブ デルクステカンが標準化学療法を上回る効果、奏効率と全生存期間を改善

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2020-06-18 | DOI:10.1056/NEJMoa2004413

📄 原題:Trastuzumab Deruxtecan in Previously Treated HER2-Positive Gastric Cancer.

🔗 PubMed:PMID: 32469182

【背景】

HER2陽性進行胃癌は予後不良であり、トラスツズマブを含む複数治療後に病勢進行した患者に対する有効な治療選択肢は限られていた。新規抗体薬物複合体であるトラスツズマブ デルクステカンの有効性と安全性を標準化学療法と比較検討する目的で本研究が実施された。

【結果】

トラスツズマブ デルクステカン群の奏効率は51%(化学療法群14%、P<0.001)。全生存期間中央値はトラスツズマブ デルクステカン群12.5ヶ月に対し化学療法群8.4ヶ月(ハザード比0.59、95%信頼区間0.39〜0.88、P=0.01)と有意に延長した。主な有害事象は骨髄抑制と間質性肺疾患であった。

【臨床へのインパクト】

本研究は、HER2陽性進行胃癌の二次治療以降において、トラスツズマブ デルクステカンが標準化学療法と比較して奏効率および全生存期間を有意に改善することを示した。これにより、トラスツズマブを含む複数治療後に病勢進行したHER2陽性胃癌患者に対する新たな標準治療となる可能性があり、日本の臨床現場における治療選択肢を大きく広げるものと期待される。ただし、間質性肺疾患を含む有害事象の管理には十分な注意が必要である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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