超急性期脳梗塞におけるtPA投与までの時間短縮は1年死亡率と再入院率を改善する
【背景】
急性期脳梗塞に対するtPA早期投与は、退院時死亡率低下や3ヶ月後の機能予後改善と関連しますが、ドア・ツー・ニードル時間(DNT)短縮が長期予後にも寄与するかは不明でした。本研究はDNT短縮と1年後の長期予後との関連を検証しました。
【結果】
tPA投与を受けた65歳以上の脳梗塞患者61,426人を対象とした結果、DNTが45分超の患者は45分以内の患者と比較して、1年全死亡率が有意に高く(35.0% vs 30.8%、調整HR 1.13、95%CI 1.09-1.18)、全再入院率も高値でした。DNTが15分延長するごとに、全死亡率(調整HR 1.04、95%CI 1.02-1.05)と全再入院率(調整HR 1.02、95%CI 1.01-1.03)が有意に増加しました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、超急性期脳梗塞患者において、tPA投与までのDNT短縮が1年後の全死亡率および全再入院率の低下と関連することを示しました。この結果は、tPA治療までの時間を短縮するための院内体制やプロトコル改善の取り組みを強く支持するものであり、DNT短縮が日本の臨床現場における脳梗塞診療の長期予後改善に直結する可能性を示唆します。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

