SARS-CoV-2関連小児多臓器炎症症候群(PIMS-TS)の臨床像と川崎病との比較
【背景】
新型コロナウイルス感染症流行地域で、小児に発熱と炎症を特徴とする珍しい症候群の報告が相次いでいる。このPIMS-TSの臨床・検査特性を明らかにし、他の小児炎症性疾患との比較を通じてその実態を把握することが喫緊の課題であった。
【結果】
PIMS-TS患者58人(中央値9歳)のうち、78%がSARS-CoV-2感染の既往または現在感染の証拠を有した。全例発熱を呈し、嘔吐45%、腹痛53%、下痢52%が認められた。CRP中央値229 mg/Lと著明な炎症を認め、14%に冠動脈拡張または瘤を認めた。川崎病と比較してPIMS-TSは高齢で、CRP値も有意に高かった。
【臨床へのインパクト】
PIMS-TSは発熱と炎症から心筋障害、ショック、冠動脈瘤まで幅広い臨床像を呈する。特に川崎病や川崎病ショック症候群とは異なる特徴を持つことが示唆され、小児のCOVID-19関連合併症として認識し、鑑別診断と適切な管理を行う上で重要な情報となる。高炎症状態と心筋障害に注意し、より積極的な治療介入が必要となる可能性が示唆される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

