SOD1型ALSに対するアンチセンス核酸トフェルセンの第1/2相用量漸増試験
【背景】
SOD1変異によるALSは進行性の神経変性疾患であり、既存治療は限られている。トフェルセンはSOD1 mRNAを分解し、SOD1タンパク質合成を抑制するアンチセンスオリゴヌクレオチドであり、その有効性と安全性が期待されている。
【結果】
50名のSOD1型ALS患者を対象にトフェルセンを髄腔内投与。12週間の投与で、最高用量100mg群では脳脊髄液(CSF)SOD1濃度がプラセボ群と比較して33%(95%CI, -47% to -16%)有意に減少した。安全性では、腰椎穿刺関連の有害事象がほとんどの参加者で認められ、トフェルセン投与群の一部でCSF白血球数増加やタンパク質増加が報告された。
【臨床へのインパクト】
SOD1型ALSは進行が早く、治療選択肢が少ない難病である。本試験でトフェルセンはCSF SOD1濃度を用量依存的に減少させ、疾患原因タンパク質の抑制効果を示唆した。腰椎穿刺関連の有害事象やCSF細胞数増加は認められたものの、今後の大規模臨床試験で有効性が確認されれば、SOD1型ALSの病態を直接的に改善する初の治療薬となる可能性があり、日本の臨床現場に大きな影響を与えるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

