スペイン全土におけるSARS-CoV-2抗体保有率調査、大半が未感染、無症候性感染が約3割
【背景】
COVID-19パンデミックで大きな影響を受けたスペインにおいて、無症候性感染や診断検査へのアクセスの少なさを考慮し、全国規模の血清疫学調査によりSARS-CoV-2感染の広がりを評価する必要があった。本研究は、国および地域レベルでの血清有病率を推定することを目的とした。
【結果】
スペインのSARS-CoV-2血清有病率は、POCTで5.0%(95%CI 4.7-5.4)、イムノアッセイで4.6%(4.3-5.0)と低かった。マドリード周辺で高く(10%超)、沿岸部で低かった(3%未満)。PCR陽性者の87.6%~91.8%が抗体陽性で、血清陽性者の約3分の1(21.9%~35.8%)が無症状であった。
【臨床へのインパクト】
スペインではCOVID-19ホットスポット地域でも大多数が未感染であり、集団免疫が獲得されていない現状が示唆される。無症候性感染が約3割存在することから、症状のみでの感染者特定は困難である。また、症状があってもPCR検査を受けていないケースが多いため、抗体検査は過去の感染状況把握に有用。新たな流行波を防ぐため、公衆衛生対策の継続が不可欠である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

