米国心疾患死亡率、虚血性心疾患減少も心不全・高血圧性心疾患が増加傾向、人種差も顕著
【背景】
米国における心疾患死亡率の動向は、予防戦略立案に不可欠である。本研究は、1999年から2018年までの心疾患サブタイプ別死亡率の傾向を詳細に分析し、人種・性別・年齢・地域差を明らかにして、より効果的な予防戦略策定に資することを目的とした。
【結果】
1999年から2018年で心疾患全体の死亡は減少後増加に転じ、虚血性心疾患の割合は73%から56%に減少したが、心不全は8%から13%へ、高血圧性心疾患は4%から9%へ増加した。2011年以降、心不全と高血圧性心疾患の年齢調整死亡率(AAMR)は他サブタイプより速いペースで増加し、黒人男性の心不全死亡率が年平均4.9%増加した。
【臨床へのインパクト】
本研究は、虚血性心疾患の死亡率減少が停滞し、代わりに心不全や高血圧性心疾患による死亡が増加している現状を浮き彫りにした。特に黒人男性における心不全死亡率の増加、白人男性における高血圧性心疾患死亡率の増加は、特定の高リスク集団に焦点を当てた早期の一次・二次予防、およびリスク因子管理の重要性を示唆する。日本の臨床現場でも、心疾患サブタイプ別の動向と人種差を考慮した個別化された予防戦略の検討が必要となる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

