コロナ禍初期デンマークでのマスク着用推奨は着用者のCOVID-19感染率を大きく下げなかった
【背景】
マスク着用がSARS-CoV-2伝播を軽減するとの観察研究は多いが、未感染者保護効果か、感染者からの伝播抑制効果か、あるいはその両方かは不明だった。本研究は、マスク着用が推奨されていなかったデンマークで、着用者自身の感染リスクを減らすか評価した。
【結果】
マスク推奨群3030人、非推奨群2994人を無作為割付し、4862人が研究を完遂した。SARS-CoV-2感染は推奨群で1.8%(42人)、非推奨群で2.1%(53人)だった。群間差は-0.3%(95%CI: -1.2%〜0.4%、p=0.38)で、統計学的有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
COVID-19流行初期、感染率が中程度で社会的距離が保たれ、マスクが一般的でなかった地域において、マスク着用推奨は着用者自身のSARS-CoV-2感染率を50%以上減少させる効果は示されなかった。この結果は、マスク着用による自己防護効果が限定的である可能性を示唆しており、日本の臨床現場でのマスク着用の位置づけを再考する一助となるかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

