COPD急性増悪入院患者の5.9%に肺塞栓症を認める
【背景】
COPD患者が呼吸器症状の急性増悪で入院した場合、肺塞栓症(PE)の合併頻度は不明な点が多かった。本研究は、この患者群におけるPEの有病率を明らかにすることを目的とした。
【結果】
呼吸器症状の急性増悪で入院したCOPD患者740名を対象とした多施設共同研究の結果、入院後48時間以内に5.9%(95% CI, 4.5%-7.9%)の患者でPEが確認された。入院時に静脈血栓塞栓症(VTE)と診断されず、抗凝固療法を受けなかった670名のうち、3ヶ月の追跡期間中に0.7%(95% CI, 0.3%-1.7%)でPEが発生した。
【臨床へのインパクト】
COPD急性増悪で入院する患者の約6%にPEが認められるという本結果は、日本の臨床現場において、COPD急性増悪患者の診療時にPEの可能性を考慮する必要性を示唆する。特にPEが疑われない患者でも4.3%にVTEが認められたことから、診断アルゴリズムの適用を検討するきっかけとなりうる。この患者群に対する系統的なPEスクリーニングの役割について、さらなる研究が望まれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

