慢性咽頭症状へのPPIはプラセボと効果同等、英国多施設RCTで判明
【背景】
慢性的な咽頭症状に対し、胃食道逆流症が関連していると考えられ、PPIが広く処方されています。しかし、その有効性を示す質の高いエビデンスは不足しており、本研究はPPIの有効性を評価するために実施されました。
【結果】
慢性咽頭症状患者346名を対象に、ランソプラゾール群とプラセボ群に無作為に割り付け、16週間の治療を行いました。主要評価項目である16週時点のRSIスコアの改善は、両群で認められましたが、群間差は1.9点(95%CI -0.3〜4.2点、P=0.096)と有意差はありませんでした。12ヶ月時点でも同様の結果でした。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、慢性咽頭症状に対するPPI処方の有効性に疑問を投げかけるものです。PPIは安易に処方されることが少なくありませんが、この結果は、漫然としたPPI処方を見直し、患者への説明や他の治療選択肢の検討を促す可能性があります。日本の臨床現場でも、PPI処方前の鑑別診断や、治療効果の再評価の重要性が高まるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

