COVID-19入院患者への早期予防的抗凝固療法は30日死亡率を27%低下、出血リスク増なし
【背景】
COVID-19患者では血栓症リスクが高いことが知られており、予防的抗凝固療法の有効性が議論されていました。本研究は、入院早期の予防的抗凝固療法が死亡率に与える影響を評価しました。
【結果】
米国の退役軍人病院に入院したCOVID-19患者4297人を対象とした観察コホート研究です。入院24時間以内に予防的抗凝固療法を受けた患者は3627人(84.4%)でした。予防的抗凝固療法を受けた群は、受けなかった群と比較して、30日死亡リスクが27%低下しました(ハザード比0.73、95%信頼区間0.66~0.81)。輸血を要する出血リスクの増加は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、COVID-19入院患者に対し、入院早期に予防的抗凝固療法を開始することで、30日死亡率が有意に低下し、重篤な出血リスクは増加しないことを示しました。この実臨床データは、COVID-19入院時の初期治療として予防的抗凝固療法の使用を推奨する現行のガイドラインを強力に支持するエビデンスとなります。日本の臨床現場でも、COVID-19入院患者への早期予防的抗凝固療法の導入をさらに後押しする可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

