コロナ軽症者へのアジスロマイシン、回復期間短縮や入院抑制効果なし

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2021-03-20 | DOI:10.1016/S0140-6736(21)00461-X

📄 原題:Azithromycin for community treatment of suspected COVID-19 in people at increased risk of an adverse clinical course in the UK (PRINCIPLE): a randomised, controlled, open-label, adaptive platform trial.

🔗 PubMed:PMID: 33676597

【背景】

アジスロマイシンは抗ウイルス・抗炎症作用の可能性からCOVID-19治療に用いられてきたが、地域ベースのランダム化比較試験のエビデンスは不足していた。本研究は、合併症リスクのある地域在住のCOVID-19疑い患者に対するアジスロマイシンの有効性を評価した。

【結果】

アジスロマイシン群は通常ケア単独群と比較し、自己申告による回復までの期間短縮に有意な効果は認められなかった(ハザード比 1.08, 95% ベイズ信用区間 0.95-1.23)。中央値での回復期間の推定利益は0.94日(95% ベイズ信用区間 -0.56-2.43)であった。入院または死亡のリスクにも差はなかった(アジスロマイシン群3%、通常ケア単独群3%)。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果は、地域在住のCOVID-19疑い患者に対し、回復期間短縮や入院リスク低減を目的としたアジスロマイシンのルーチン使用を正当化しない。不適切な抗菌薬使用は薬剤耐性増加につながるため、パンデミック中の抗菌薬適正使用推進において重要な意味を持つ。COVID-19に対するアジスロマイシンの安易な処方は避けるべきである。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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