HIV感染者におけるART早期開始とがん発症リスク:多国籍前向きコホート研究

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2021-06-01 | DOI:10.7326/M20-5226

📄 原題:Risk for Non-AIDS-Defining and AIDS-Defining Cancer of Early Versus Delayed Initiation of Antiretroviral Therapy : A Multinational Prospective Cohort Study.

🔗 PubMed:PMID: 33721519

【背景】

HIV感染者に対する抗レトロウイルス療法(ART)の早期開始は、AIDSおよび非AIDS関連イベントのリスクを低減することが示されている。しかし、ART開始時期の遅延が非AIDS規定がんおよびAIDS規定がんの発症リスクに与える長期的な影響は不明であった。

【結果】

早期ART開始群と比較し、CD4数500未満でのART開始遅延では非AIDS規定がんの10年絶対リスク差は0.12%(95%CI -0.01~0.26%)、AIDS規定がんでは0.32%(95%CI 0.21~0.44%)であった。CD4数350未満での遅延ではそれぞれ0.29%(95%CI -0.03~0.73%)と1.00%(95%CI 0.67~1.44%)であった。

【臨床へのインパクト】

若年HIV感染者において、ARTの早期開始が10年のがん発症リスクに与える影響は小さいことが示唆された。特に非AIDS規定がんについては、さらなるデータが必要である。現在の標準治療である早期ART開始は、がんリスクの観点からは大きな差をもたらさない可能性があり、治療方針決定時の情報提供に役立つだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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