重症AKIにおけるRRT開始時期のさらなる遅延は有害、遅延開始と比較したAKIKI 2試験
【背景】
重症急性腎障害(AKI)患者において、重篤な合併症がない場合の腎代替療法(RRT)の遅延開始は安全で、医療資源の最適化に繋がるとされる。しかし、リスクなくRRTをどこまで遅らせられるかには大きな不確実性があった。本研究は、さらなる遅延開始がより多くのRRT非施行日数をもたらすか検証した。
【結果】
遅延開始群(RRT施行後すぐ)と、さらなる遅延開始群(必須適応またはBUN 140mg/dLまで延期)を比較。RRT非施行日数中央値は遅延群12日(IQR 0-25)、さらなる遅延群10日(IQR 0-24)で有意差なし(p=0.93)。60日死亡率のハザード比は、さらなる遅延群で1.65(95%CI 1.09-2.50, p=0.018)と有意に高かった。
【臨床へのインパクト】
重症AKI患者で、72時間以上の乏尿またはBUN 112mg/dL超、かつ直ちにRRTを要する重篤な合併症がない場合、RRT開始をさらに遅らせることは追加の利益をもたらさず、むしろ有害である可能性が示唆された。この結果は、RRTの開始時期を決定する際の臨床判断に影響を与え、不必要な遅延を避けるべきという指針となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

