特発性肺線維症患者への抗菌薬追加は呼吸器入院・死亡を改善せず
【背景】
特発性肺線維症(IPF)の病態進行には肺内微生物叢の変化が関与するとされ、抗菌薬が臨床転帰を改善するか不明であった。本研究はIPF患者における抗菌薬治療の効果を検証した。
【結果】
抗菌薬群(コトリモキサゾールまたはドキシサイクリン)と通常治療単独群で、非選択的呼吸器入院または全死因死亡までの期間に有意差はなかった(調整HR 1.04, 95%CI 0.71-1.53, P=0.83)。主要評価項目発生率は抗菌薬群で20.4件/100患者年、通常治療単独群で18.4件/100患者年であった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、特発性肺線維症患者に対し、コトリモキサゾールまたはドキシサイクリンを通常治療に上乗せする治療を支持しない。これらの抗菌薬はIPFの基礎疾患に対する治療として推奨されず、不必要な処方を避けるべきである。特に下痢や発疹などの有害事象増加も考慮する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

