慢性アキレス腱中央部症に対するPRP注射、プラセボとの比較で効果なし
【背景】
慢性アキレス腱中央部症に対し、多血小板血漿(PRP)注射が治療として用いられるが、そのエビデンスは限られていた。本研究は、PRP注射の有効性をプラセボと比較し、客観的な評価指標で検証することを目的とした。
【結果】
慢性アキレス腱中央部症患者240名を対象に、PRP注射群とプラセボ(皮下ドライニードル)群を比較した。6ヶ月後の主要評価項目であるVISA-Aスコア(アキレス腱症の重症度)は、PRP群54.4点、プラセボ群53.4点であった(調整平均差 -2.7、95%CI -8.8〜3.3)。PRP注射によるアキレス腱機能の改善は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
慢性アキレス腱中央部症患者において、PRP腱内注射は皮下ドライニードルと比較して6ヶ月後のアキレス腱機能不全を改善しないことが示された。この結果は、現時点では慢性アキレス腱中央部症に対するPRP注射の使用を支持しない。日本の臨床現場において、慢性アキレス腱中央部症に対するPRP注射の適応や推奨を見直す必要性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

