閉経後ホルモン陽性乳がん、アロマターゼ阻害薬の延長期間は2年で十分、5年延長は骨折リスク増
【背景】
閉経後ホルモン受容体陽性乳がん患者に対するアロマターゼ阻害薬の術後補助療法において、最適な治療期間は不明であった。本研究は、既存の5年間の内分泌療法後に、さらに2年間延長するか、5年間延長するかを比較し、その有効性と安全性を検証することを目的とした。
【結果】
5年間の術後補助療法後の延長期間において、2年延長群(計7年)と5年延長群(計10年)を比較した。無病生存期間は両群間で差がなく(ハザード比 0.99, 95%CI 0.85-1.15, P=0.90)、主要評価項目は同等であった。一方、臨床的骨折のリスクは5年延長群で有意に高かった(ハザード比 1.35, 95%CI 1.00-1.84)。
【臨床へのインパクト】
閉経後ホルモン受容体陽性乳がん患者で5年間の術後補助療法を終えた場合、アロマターゼ阻害薬の延長期間は2年で十分であり、5年への延長は無病生存期間の改善に寄与しないことが示唆された。むしろ、5年延長は骨折リスクを増大させるため、漫然とした長期投与は避けるべきである。今後は、個々の患者の骨密度や骨折リスクを評価し、適切な延長期間を検討する診療フローが推奨される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

