重症COVID-19患者に対するヘパリン治療量抗凝固療法は標準予防量と比べ転帰を改善せず
【背景】
COVID-19重症患者では血栓症や炎症が病態に関与すると考えられています。本研究では、重症COVID-19患者において治療量抗凝固療法が転帰を改善するか検証しました。
【結果】
治療量抗凝固群と標準予防量群で、21日までの臓器サポート非装着日数中央値はそれぞれ1日と4日でした(調整比例オッズ比0.83、95%CI 0.67-1.03)。退院生存率は両群で同程度(62.7% vs 64.5%)でした。治療量群で大出血が有意に多く発生しました(3.8% vs 2.3%)。
【臨床へのインパクト】
重症COVID-19患者に対するヘパリン治療量抗凝固療法は、標準的な血栓予防量と比較して、退院生存率や臓器サポート非装着日数の改善には繋がりませんでした。むしろ大出血のリスクが増加したため、日本の臨床現場において、重症COVID-19患者にルーチンで治療量抗凝固療法を導入する根拠は乏しいと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

