迅速承認されたがん薬、市販後試験不成功でも承認維持やガイドライン推奨残存の実態調査

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2021-09-08 | DOI:10.1136/bmj.n1959

📄 原題:Regulatory and clinical consequences of negative confirmatory trials of accelerated approval cancer drugs: retrospective observational study.

🔗 PubMed:PMID: 34497044

【背景】

米国FDAの迅速承認制度では、市販後試験で主要評価項目が改善されない場合、承認の取り扱いが問題となります。また、そうした薬剤が治療ガイドラインでどのように推奨されているか不明でした。本研究は、迅速承認されたがん薬のうち、市販後試験で主要評価項目が改善されなかった場合の規制当局の対応と、治療ガイドラインの推奨の変化を調査しました。

【結果】

迅速承認後、市販後試験で主要評価項目が改善されなかったがん薬10剤の18適応を特定しました。このうち11適応(61%)はメーカーが自主的に取り下げ、1適応(乳がんに対するベバシズマブ)はFDAが承認を取り消しました。残りの6適応(33%)は承認が維持されています。NCCNガイドラインは、市販後試験が不成功の迅速承認薬に対し、高レベルの推奨(カテゴリー1が1適応、カテゴリー2Aが7適応)を与えており、承認取り下げ後も推奨が残るケースがありました。

【臨床へのインパクト】

迅速承認されたがん薬が、市販後試験で有効性を示せなくても、FDA承認が維持されたり、日本の臨床現場でも参照されるNCCNガイドラインで高レベルの推奨が継続されたりする実態が明らかになりました。これにより、日本の医師は、海外の迅速承認薬の市販後試験結果と、ガイドラインの推奨の整合性をより注意深く評価し、治療選択の際にその有効性について慎重な判断が求められる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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