人工呼吸器装着の重症患者へのプロバイオティクス投与、VAP予防効果なし
【背景】
重症患者の腸内細菌叢の乱れに着目し、プロバイオティクスによる感染症予防が期待されていました。特に人工呼吸器関連肺炎(VAP)への効果が示唆されていましたが、プロバイオティクス関連感染症の報告もあり、有効性と安全性の検証が求められていました。
【結果】
人工呼吸器装着の重症患者2653名を対象とした大規模RCTで、Lactobacillus rhamnosus GG投与群とプラセボ群を比較したところ、VAP発症率はそれぞれ21.9% vs 21.3%であり、有意差はありませんでした(ハザード比1.03, 95%CI 0.87-1.22, p=0.73)。その他の副次評価項目でも有意差は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、人工呼吸器を装着した重症患者におけるLactobacillus rhamnosus GGのVAP予防効果を否定するものです。今回の結果は、プロバイオティクスが重症患者のVAP予防に有効であるという従来の期待を覆し、現状ではLactobacillus rhamnosus GGを重症患者にルーチンで使用すべきではないことを示唆します。今後は、他のプロバイオティクス株や対象患者の検討が必要となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

