分娩時硬膜外鎮痛と児の自閉スペクトラム症の関連:デンマーク全国コホート研究
【背景】
過去のコホート研究で、分娩時の硬膜外鎮痛が児の自閉症リスク増加と関連する可能性が示唆されました。本研究では、大規模な全国データを用いて、分娩時の硬膜外鎮痛が児の自閉スペクトラム症(ASD)リスクを増加させるか否かを検証しました。
【結果】
硬膜外鎮痛を受けた児は92,900人(19.4%)でした。追跡期間中央値7.0年で、6,428人(1.3%)がASDと診断されました。調整済みハザード比は1.05(95%CI, 0.98-1.11)であり、有意な関連は認められませんでした。同母親内比較分析でも、調整済みハザード比1.05(95%CI, 0.90-1.21)と有意な関連は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、分娩時の硬膜外鎮痛が児の自閉スペクトラム症リスクを増加させるという懸念に対して、デンマークの全国規模のデータを用いた大規模なコホート研究で否定的な結果を示しました。この知見は、分娩時の硬膜外鎮痛の安全性に関するエビデンスを強化し、日本の産科医療現場における分娩時の鎮痛選択において、患者への情報提供や意思決定をサポートする重要な情報となり得ます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

