米国における心血管リスク因子の20年間の推移:人種・社会経済状況による格差と社会的決定要因の影響
【背景】
米国では2010年以降、心血管疾患死亡率の低下傾向が鈍化し、人種・民族間の死亡率格差が継続している。本研究は、心血管リスク因子の20年間の推移と、人種・民族、社会経済状況による格差を検討した。
【結果】
1999~2018年でBMIとHbA1cは増加、総コレステロールと喫煙率は減少した。収縮期血圧は2009~2010年まで減少し、その後増加した。非ヒスパニック系黒人では非ヒスパニック系白人よりBMI、収縮期血圧、HbA1cが高く、総コレステロールは低かった。10年間の動脈硬化性心血管疾患リスクは黒人で白人より1.4~2.0%高かった。
【臨床へのインパクト】
心血管疾患リスク因子には人種・民族間の格差が依然として存在し、特に非ヒスパニック系黒人では高いリスクが継続していることが示唆された。この格差は教育、収入、医療アクセスなどの社会的決定要因によって部分的に説明されうる。日本の臨床現場でも、患者背景に合わせたリスク評価と介入の必要性を再認識し、社会経済的要因を考慮した多角的なアプローチが重要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

