安定したCOVID-19外来患者への抗血栓療法、複合臨床アウトカムに影響なし
【背景】
COVID-19入院患者では抗血栓療法が一般的に行われるが、症状はあっても臨床的に安定した外来患者における有効性と安全性は確立されていなかった。本研究は、これら外来患者における抗凝固薬または抗血小板薬の有効性を評価した。
【結果】
657名の外来患者を対象に、アスピリン、アピキサバン(予防量・治療量)、プラセボを45日間投与。主要複合アウトカム(全死因死亡、血栓塞栓症、心筋梗塞、脳卒中、心肺疾患による入院)は、アスピリン群0.7%、予防量アピキサバン群0.7%、治療量アピキサバン群1.4%、プラセボ群0.7%で発生。プラセボとのリスク差は、アスピリン群0.0%、予防量アピキサバン群0.7% (95% CI, -2.1% to 4.1%)、治療量アピキサバン群1.4% (95% CI, -1.5% to 5.0%)であり、有意な差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究はイベント発生率が低かったため早期中止されたが、結果からは、症状のある安定したCOVID-19外来患者に対し、アスピリンやアピキサバンを投与しても複合臨床アウトカムを改善しない可能性が示唆された。この知見は、日本の臨床現場において、安定したCOVID-19外来患者へのルーチンな抗血栓療法導入の必要性は低いことを示唆する。ただし、早期中止による検出力不足には留意が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

