自閉スペクトラム症の小児・青年への点鼻オキシトシン、24週間の大規模試験で社会的機能改善せず
【背景】
自閉スペクトラム症(ASD)の社会的障害に対し、点鼻オキシトシンは実験的・小規模試験で効果が示唆され、臨床応用もされてきた。しかし、その有効性には大規模な検証が必要とされていた。
【結果】
ASDの小児・青年290名を対象とした24週間のプラセボ対照試験で、主要評価項目であるABC-mSW(社会的引きこもり)スコアのベースラインからの変化は、オキシトシン群-3.7、プラセボ群-3.5で、両群間に有意差はなかった(最小二乗平均差 -0.2、95%CI -1.5〜1.0、P=0.61)。副次評価項目も差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、ASDの小児・青年に対する点鼻オキシトシンの社会的機能改善効果を、大規模なプラセボ対照試験で否定した。これまで効果が示唆されていた点鼻オキシトシンが、臨床現場でASDの治療薬として処方されることは、現時点では推奨されないことを示唆する。今後のASD治療ガイドラインにも影響を与える可能性が高い。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

