低中所得国でのSSI予防、クロルヘキシジンやトリクロサン縫合糸の優位性なし

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2021-11-06 | DOI:10.1016/S0140-6736(21)01548-8

📄 原題:Reducing surgical site infections in low-income and middle-income countries (FALCON): a pragmatic, multicentre, stratified, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 34710362

【背景】

術後感染症(SSI)は世界で最も多い術後合併症であり、WHOはアルコール性クロルヘキシジンによる皮膚消毒とトリクロサンコーティング縫合糸の使用を推奨しています。しかし、低資源地域での有効性は不明であり、本研究で検証されました。

【結果】

5788例を対象とした結果、アルコール性クロルヘキシジンはポビドンヨードと比較してSSIリスクに差はありませんでした(清潔・汚染混合創: RR 0.97, 95% CI 0.82-1.14、汚染・化膿創: RR 0.91, 95% CI 0.81-1.02)。また、トリクロサンコーティング縫合糸も非コーティング縫合糸と比較してSSIリスクに差はありませんでした(清潔・汚染混合創: RR 0.90, 95% CI 0.77-1.06、汚染・化膿創: RR 0.98, 95% CI 0.87-1.10)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、WHOが推奨するアルコール性クロルヘキシジンによる皮膚消毒やトリクロサンコーティング縫合糸が、低中所得国の腹部手術におけるSSI予防において、従来のポビドンヨードや非コーティング縫合糸と比較して優位性を示さないことを明らかにしました。これらの介入はより高価であるため、ルーチンでの使用推奨を支持するものではなく、日本においても高価な消毒薬や縫合糸の採用を再検討するきっかけとなる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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