低中所得国におけるDTG製剤使用格差、生殖年齢女性で顕著
【背景】
低中所得国では、ドルテグラビル(DTG)を含む抗レトロウイルス療法への移行が進められてきました。しかし、2018年5月にDTGの妊娠初期曝露と乳児の神経管欠損症との関連が示唆されたため、DTGの導入が複雑化しました。この研究は、その後のDTG使用状況を調査しました。
【結果】
安全性シグナル後、生殖年齢(16〜49歳)女性におけるDTG製剤の使用に男女差が生じました。追跡終了時、16〜49歳女性のDTG製剤使用累積発生率は29.4%(95%CI: 29.0%〜29.7%)であったのに対し、同年齢男性では57.7%(CI: 57.2%〜58.3%)でした。この格差は、安全性シグナル以前にDTG製剤を導入し、当初から厳格な使用制限を設けていた国でより顕著でした。
【臨床へのインパクト】
この研究は、低中所得国におけるDTG製剤使用における性差と年齢差を明らかにしました。特に生殖年齢の女性でDTG製剤の使用が遅れていることが示唆されます。日本国内でのDTG製剤の使用は一般的ですが、海外の状況を知ることで、国際的なHIV治療ガイドラインの背景や、薬剤導入における安全性情報の影響の大きさを再認識するきっかけとなるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

