家族性特発性拡張型心筋症の有病率と近親者における累積リスク
【背景】
特発性拡張型心筋症(DCM)は家族集積性があるが、これまでの研究は白人患者が中心だった。黒人DCM患者は心不全入院や死亡リスクが高いことから、人種・民族別のDCM有病率と近親者の累積リスクを評価する必要があった。
【結果】
DCM患者(プロバンド)1220人とその第一度近親者1693人を対象とした。プロバンドにおける家族性DCMの有病率は全体で29.7%(95% CI, 23.5% to 36.0%)と推定された。黒人プロバンドでは白人プロバンドより有病率が高かった(差11.3%)。第一度近親者におけるDCMの80歳までの累積リスクは19%(95% CI, 13% to 24%)だった。
【臨床へのインパクト】
DCM患者の約3割が家族性DCMである可能性が示唆された。特に黒人患者では家族性DCMの有病率が高い傾向があり、第一度近親者のDCM発症リスクも高かった。DCM患者を診る際には、人種・民族に関わらず家族歴の聴取と、第一度近親者へのDCMスクリーニングの検討が重要となる。早期発見により治療介入の機会を増やせる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

