軽症〜中等症COVID-19高リスク患者へのニルマトレルビル/リトナビル併用で重症化89%抑制
【背景】
SARS-CoV-2のMpro阻害薬ニルマトレルビルはin vitroで強力な抗ウイルス作用を示します。ワクチン未接種のハイリスクな非入院COVID-19患者に対するニルマトレルビル/リトナビル併用療法の有効性と安全性を評価するため、本試験が実施されました。
【結果】
症状発現から3日以内に治療開始した患者群(774人)において、ニルマトレルビル群のCOVID-19関連入院または死亡は0.77%(3/389人)に対し、プラセボ群では7.01%(27/385人)でした。ニルマトレルビル群でプラセボ群より6.32%ポイント低く(95%CI, -9.04 to -3.59; P<0.001)、相対リスク減少は89.1%でした。全13例の死亡はプラセボ群で発生しました。
【臨床へのインパクト】
COVID-19を発症したハイリスクな非入院患者に対して、症状発現後早期にニルマトレルビル/リトナビルを投与することで、重症化(入院または死亡)リスクを89%と大幅に低減できる可能性が示されました。安全性についても、プラセボ群と同等で、味覚異常や下痢がやや多い程度であり、日本の臨床現場での重症化予防薬としての選択肢の一つとなるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

