安定狭心症疑いの患者、冠動脈CTと侵襲的冠動脈造影の比較、主要心血管イベント発生率は同等、合併症はCTで低減
【背景】
閉塞性冠動脈疾患の診断において、冠動脈CTは侵襲的冠動脈造影(ICA)に代わる非侵襲的で正確な検査です。しかし、主要心血管イベント(MACE)の頻度を減らすという点で、両者の比較有効性は不明でした。
【結果】
3.5年間の追跡で、主要心血管イベント(心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中)の発生率はCT群2.1%に対しICA群3.0%であり、有意差はありませんでした(ハザード比0.70、95%CI 0.46-1.07)。主要な手技関連合併症はCT群0.5%に対しICA群1.9%と、CT群で有意に低頻度でした(ハザード比0.26、95%CI 0.13-0.55)。
【臨床へのインパクト】
安定狭心症で中等度の閉塞性冠動脈疾患事前確率を持つ患者では、初期診断戦略として冠動脈CTを選択しても、ICAと同等の主要心血管イベント抑制効果が期待できます。さらに、CTは手技関連合併症のリスクを低減できるため、診断フローにおいてCTを優先するメリットがあると考えられます。これは日本の臨床現場での初期診断戦略の再考を促す可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

