脳梗塞血管内治療中のアスピリン・ヘパリン、出血リスク増大し機能予後改善なし
【背景】
脳梗塞の血管内治療において、再灌流改善や予後向上のため抗血栓薬がしばしば用いられますが、その効果とリスクは不明でした。本研究は、血管内治療中に開始するアスピリンと未分画ヘパリンの安全性と有効性を評価することを目的としました。
【結果】
血管内治療中にアスピリン投与群は非投与群と比較して症候性頭蓋内出血のリスクが増加しました(調整OR 1.95 [95% CI 1.13-3.35])。未分画ヘパリン投与群も非投与群と比較して症候性頭蓋内出血のリスクが増加しました(調整OR 1.98 [95% CI 1.14-3.46])。90日時点のmRSスコアは、アスピリン群、ヘパリン群ともに悪化傾向を示しましたが、統計学的に有意ではありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、脳梗塞の血管内治療中にルーチンでアスピリンや未分画ヘパリンを静脈内投与することの再考を促すものです。これらの薬剤は症候性頭蓋内出血のリスクを増加させ、機能予後への有益な効果は認められませんでした。日本の臨床現場では、血管内治療中の抗血栓薬の使用方針について、出血リスクとベネフィットを慎重に評価し、個々の患者に合わせて再検討する必要があると考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

