HER2陽性転移性乳がん、既治療例にトラスツズマブ デルクステカンはT-DM1を凌駕、PFSで優位

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2022-03-24 | DOI:10.1056/NEJMoa2115022

📄 原題:Trastuzumab Deruxtecan versus Trastuzumab Emtansine for Breast Cancer.

🔗 PubMed:PMID: 35320644

【背景】

HER2陽性転移性乳がんは、抗HER2抗体とタキサン系薬剤併用後に病勢進行した場合、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)が標準治療とされていました。本研究では、トラスツズマブとタキサン系薬剤治療後の患者に対し、トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)とT-DM1の有効性・安全性を比較する目的で実施されました。

【結果】

T-DXd群はT-DM1群と比較して、12ヶ月時点の無増悪生存率が75.8%(95%CI 69.8-80.7)対34.1%(95%CI 27.7-40.5)と有意に高くなりました(ハザード比 0.28、95%CI 0.22-0.37、P<0.001)。全生存率もT-DXd群で良好な傾向があり、客観的奏効率はT-DXd群79.7%に対しT-DM1群34.2%でした。

【臨床へのインパクト】

HER2陽性転移性乳がんの二次治療以降において、T-DXdはT-DM1と比較して無増悪生存期間を大幅に延長し、奏効率も優れていることが示されました。この結果は、既治療のHER2陽性転移性乳がん患者に対する新たな標準治療の選択肢としてT-DXdが位置づけられる可能性を示唆します。ただし、T-DXd群では間質性肺疾患や肺炎の発生率が10.5%とT-DM1群より高かったため、副作用管理には注意が必要です。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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