虚血性心疾患患者における硝酸薬とPDE5阻害薬の併用、心血管イベントリスクとの関連は?
【背景】
硝酸薬とPDE5阻害薬の併用は禁忌とされていますが、その併用が心血管イベントにどう影響するかは不明でした。本研究は、デンマークの虚血性心疾患患者を対象に、両薬剤の併用と心血管イベントの関連を検証しました。
【結果】
2000年から2018年にかけ、硝酸薬服用中の虚血性心疾患患者におけるPDE5阻害薬の処方率は約20倍に増加しました。しかし、硝酸薬とPDE5阻害薬の併用と、主要心血管イベント(心停止、ショック、心筋梗塞など)のリスクとの間に統計学的に有意な関連は認められませんでした(オッズ比0.58、95%CI 0.28-1.13)。
【臨床へのインパクト】
本研究では、硝酸薬とPDE5阻害薬の併用が心血管イベントを増加させるという明確なエビデンスは得られませんでした。これは、現在の禁忌の根拠を再検討するきっかけになる可能性があります。ただし、併用処方と実際の服用状況が一致しない可能性も考慮する必要があり、直ちに日本の診療ガイドラインが変更されるわけではないでしょう。今後の大規模研究が待たれます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

