乳がん術後補助療法としてのメトホルミン、無糖尿病患者の無浸潤疾患生存率改善せず
【背景】
2型糖尿病治療薬メトホルミンは、観察研究や前臨床研究で乳がんの病態に良い影響を与える可能性が示唆されていた。本研究は、糖尿病のない乳がん患者において、メトホルミンが予後を改善するかを検証した。
【結果】
ホルモン受容体陽性乳がん患者において、メトホルミン群の無浸潤疾患生存イベント発生率は2.78/100患者年、プラセボ群は2.74/100患者年であり、有意差はなかった(ハザード比1.01、95%CI 0.84-1.21、P=0.93)。全生存率など副次評価項目にも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、高リスクで手術可能な糖尿病のない乳がん患者に対する標準治療へのメトホルミン追加が、無浸潤疾患生存率を有意に改善しないことを示した。観察研究で示唆された効果は、大規模臨床試験では確認されなかったため、現時点では乳がんの補助療法としてメトホルミンを推奨する根拠はない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

