高齢者の視力低下スクリーニング、有効な治療はあるが定期検診の視力改善効果は不明
【背景】
高齢者の視力低下は生活の質を著しく損ねるが、スクリーニングの有効性については2016年のUSPSTFレビューで結論が出ていなかった。屈折異常、白内障、加齢黄斑変性症には有効な治療法が存在するため、今回のレビューで高齢者の視力低下スクリーニングに関する最新のエビデンスが更新された。
【結果】
25の研究(33,586例)を解析。スクリーニングと非スクリーニングで視力改善に有意差はなかった。滲出型AMDにはVEGF阻害薬が有効で、15文字以上の視力改善が2.92倍(95%CI 1.20-7.12)高かった。萎縮型AMDには抗酸化ビタミン・ミネラルが有効で、進行リスクを0.72倍(95%CI 0.58-0.90)に減少させた。
【臨床へのインパクト】
高齢者の視力低下の原因となる疾患には有効な治療法があるものの、一次医療における定期的な視力スクリーニングが直接的に視力改善に繋がるという明確なエビデンスは今回も示されなかった。この結果は、現在の日本の健診プログラムにおける視力検査の意義や、高齢者への眼科受診勧奨のあり方について再考を促す可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

