子宮内避妊器具による子宮穿孔リスク、産褥期と授乳の影響を大規模コホートで解析
【背景】
子宮内避妊器具(IUD)挿入時の子宮穿孔リスクは、産褥期や授乳によって増加する可能性が指摘されてきた。しかし、大規模かつ長期的な追跡調査は不足しており、特に産褥期早期や非産褥期のデータは限られていた。本研究は、IUD挿入時期と授乳が子宮穿孔リスクに与える影響を詳細に評価することを目的に実施された。
【結果】
326,658人のデータ解析の結果、子宮穿孔は1,008例(完全穿孔51.2%)に認められた。5年累積発生率は非産褥期で最も低く0.29%(95%CI 0.26-0.34)であった。産褥期におけるIUD挿入の調整ハザード比は、非産褥期と比較して産後4日〜6週以内が6.71(95%CI 4.80-9.38)と最も高かった。授乳中の産褥期サブコホートでは、5年累積発生率1.37%(95%CI 1.24-1.52)、授乳による穿孔リスクは1.37倍(95%CI 1.12-1.66)に増加した。
【臨床へのインパクト】
IUD挿入時の子宮穿孔は、産後4日〜6週以内では非産褥期の約7倍のリスクがあるものの、全体としては非常に稀な事象である。授乳中の挿入でわずかなリスク増加が認められたが、授乳の利点とIUDの避妊効果を考慮すると、臨床的な影響は小さいと考えられる。IUD挿入のタイミングは、患者の希望と利便性を優先し、高リスク患者には慎重な経過観察が推奨される。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

