多発性骨髄腫治療薬テクリスタマブ、多剤耐性例に深い奏効、貧血や感染症に注意
【背景】
多発性骨髄腫は難治性疾患であり、特に免疫調節薬、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含む3系統の治療歴がある再発・難治性症例では有効な治療選択肢が限られています。T細胞リダイレクティング二重特異性抗体であるテクリスタマブの有効性と安全性が注目されていました。
【結果】
3系統の治療歴がある再発・難治性多発性骨髄腫患者165例において、テクリスタマブの全奏効率は63.0%でした。完全奏効以上は39.4%に達し、そのうち46%が微小残存病変陰性でした。奏効期間中央値は18.4ヶ月(95%CI: 14.9-推定不能)、無増悪生存期間中央値は11.3ヶ月(95%CI: 8.8-17.1)でした。
【臨床へのインパクト】
テクリスタマブは、多剤耐性の再発・難治性多発性骨髄腫患者に対し、深い奏効と持続的な効果をもたらす新たな治療選択肢となる可能性があります。ただし、サイトカイン放出症候群(72.1%)、好中球減少(70.9%)、貧血(52.1%)、血小板減少(40.0%)、感染症(76.4%)が高頻度で認められ、特に感染症は重症例も多いため、臨床現場での厳重なモニタリングと管理が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

