軍人における慢性外傷性脳症の実態とリスク要因:爆風曝露の影響は限定的か
【背景】
戦闘曝露のある軍人には持続的な神経精神症状が出現し、一部は慢性外傷性脳症(CTE)が原因とされてきた。しかし、軍人の脳におけるCTEに関するデータは限られており、その実態解明が求められていた。
【結果】
検討した軍人脳225例中、CTEは10例(4.4%)に認められ、半数は単一の病変のみだった。爆風曝露群45例中3例、爆風非曝露群180例中7例にCTEを認め、相対リスクは1.71(95%CI, 0.46-6.37)だった。コンタクトスポーツ参加者60例中10例にCTEを認め、非参加者165例中には0例だった。
【臨床へのインパクト】
本研究は軍人におけるCTEの有病率が比較的低いことを示唆している。爆風曝露よりもコンタクトスポーツや民間生活での非スポーツ関連TBIがCTEのリスクと関連する可能性が示されたが、症例数が少なく、因果関係を結論づけるには至らない。今後、日本の臨床現場で軍人や自衛官の神経精神症状を評価する際、CTEを鑑別疾患として考慮しつつ、そのリスク要因を詳細に評価する重要性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

